【DIALOGUE+楽曲No.001】はじめてのかくめい！

【DIALOGUE+楽曲】では、DIALOGUE+の楽曲の感想などを書こうと思います。
基本は発表された順に書いていく予定です。

発売から日が経ってる曲が多数なので今更感はとてもありますけど…
DIALOGUE+を初めて知った方や、いろいろな人の感想を知りたい方の参考になれば幸いです。

一発目は、DIALOGUE+のデビュー曲、
はじめてのかくめい！
について書かせていただきます。

◾️MV

◾️ダンス動画

▪️歌い分け視聴動画(1番のみ。誰がどこ歌ってるかわかる)

▪️歌詞

DIALOGUE+ – はじめてのかくめい！ (Hajimete no Kakumei)・Lyrics [Original]

目次

1.曲名

曲名からして、ザ・デビュー曲！という雰囲気が出てますね。
DIALOGUE+は新人声優によるユニットで、この曲が初めての音楽活動の方もいたり、ユニット活動などあらゆることが革命的な出来事になった方も多いようなので、そんな彼女達にぴったりの曲だと思います。
またこの"かくめい"という言葉は、デビューから3年半経ったツアーでも象徴的に使われてるので、DIALOGUE+の活動の代名詞、のようになっているのではないでしょうか。
それだけメンバーにとっても大事な曲ではないかと思います。
ただ…

※以下の件について、触れていいのか悩んだのですが、あえて触れさせていただきます
※もし関係者の皆様がこの記事をご覧になられて、記載の仕方や内容等に問題があると判断された場合は、すぐに修正致しますのでご連絡いただけますと幸いです

2.試練のとき

この曲は、2022年の後半、編曲者にいろいろあった影響で、ライブでできなくなってしまった曲でもあります。
そんな大事な曲が、まさかこんなことになるなんて…

私は当時、騒動自体もDIALOGUE+も知らなかったのでどのような雰囲気だったのか全くわからないのですが、メンバーや関係者、ファンの気持ちを想像するだけで辛い感情が押し寄せてきます。
なので、当事者はどれだけ苦しかったのか…
しかもメンバーに休業が相次いでいたタイミングでもあり、本当に辛く大変な時期だったのではないでしょうか。

3.2023/3/26のライブで起こったこと

しかし、そんな状況でもDIALOGUE+チームは前を向いて活動を続け、紆余曲折ありながらも初めてのZepp Tourを8人揃って走り切り、その千秋楽のアンコール3曲目。
ツアー最後の曲、としてこれ以上ないと思われる「ぼくらは素敵だ」を披露し、みんな本当に素敵だ！と感動して、ライブの余韻に浸ろうとしていたとき…
配信でライブを見ていた私に起こったことを、できるだけそのまま書き出してみます。

森(脳内)「Longitudeもアンコール3曲だったし、ラストにふさわしすぎる曲だし、これで終わっちゃうのか…でも本当にいいライブだったな…て、あれ？なんかフォーメーション組んでない？」
内山さん「ぼくたちのかくめいは、まだまだ続きます！」
森(脳内)「え？なに？」
聞き慣れた、れぼるじゃーん、が響く
森(脳内)「え？え？(理解が追いついてない)…はじかく、だよね？やっちゃうの？」
スクリーンにでかでかと、Akkiさんが編曲したことがわかる表記と、「はじめてのかくめい！2023」の文字が！
森(脳内)「なるほど、改めて編曲しちゃえばいいのか！1stアルバムではじかく2021があったし、2023があってもいいよね。しかしそれをこの流れで持ってくるなんて…何この神演出！やばすぎ！いやーなんだこれ！やばい！楽しすぎる！(以降、語彙力消失、大歓喜)」

…のように、とてつもないサプライズで復活披露されたのでした。
配信で見ててびっくりしましたし、この曲の皆のパフォーマンスも最高に楽しそうだったし、歌えるようになってくれて嬉しかったし、本当に幸せなひとときでした。
当時ログっ子歴1ヶ月ほど、しかも詳しい経緯は調べて知っただけの私でこの感動なので、大多数のもっと前から応援してたログっ子や、メンバー含む関係者のみなさまにとっては、それはもう大きな出来事だったのではないでしょうか。
少し時間をおいた今でも、あの瞬間の高揚は鮮明に思い出せます。

4.曲紹介(先人のサイト)

と…気づけば、具体的な曲の中身に一切触れずになかなかの長さになってしまってました笑
この曲は特別ですね。
もういいんじゃない？という声も聞こえてきそうですけど、改めて曲自体についても書いてみようと思います。

まずは、音楽素人の私なんかより参考になりそうな記事等を紹介させていただきます。
◾️yasu様のブログ


◾️ゆゆうた様の耳コピ動画

ご覧いただくと、デビュー曲なのにとんでもない曲なんだな、ということがよくわかっていただけるのではないかと思います笑

あとこれは機械的なものかもしれませんけど、楽曲分析のサイトに載ってたのでご紹介。

難易度は低いとの判定ですけど、平均音程の高さと早口度が高い、というのが特徴のようです。
DIALOGUE+の曲は、キーが高いとか歌詞のボリュームがすごいとよくメンバーからもコメントされてると思うので、それが客観的に証明されたようで何となく嬉しいですね笑

追加でもう一つ、ミニアルバム発売時のインタビュー記事ですけど、この曲についてや、デビュー前の経緯についても少し触れられてますので紹介させていただきます。

5.この楽曲について

やっとここから私自身の感想です。
私は基本、音楽は歌詞よりも音とリズムをメインに聴くのですが、この曲に関しては主に歌詞に触れたいと思います。

5.1 れぼるじゃーん

まず最初の特徴的な、れぼるじゃーん。
造語なのは明らかで、かくめいの英語、レボリューションからきてるとは思うのですが、じゃーん、とは何か？
私の調べ方が悪いだけかもしれませんけど、調べても具体的な意味に触れてる人いないように思うんですよね。
皆当たり前に理解してる、ということだった場合は書くのは野暮かと思いますけど、わからないので一応私の解釈を書かせていただきます。

私がこの部分のメロディからまずイメージしたのがメンデルスゾーンの結婚行進曲でした。

冒頭部分からを口で表現しようとすると
「ジャジャジャジャーン」
と言いたくなる(パパパパーン派もいそうですけど)のと、
小節の一拍前に三連符、小節の一拍目の音を伸ばす、というリズムも同じなので、
リズムもじゃーんも結婚行進曲を意識してたりするのかな？と思いました。
ジャジャジャ、が、れぼる、になった感じですね。
だんだんキーが上がっていく雰囲気もちょっと近いですし、後にストリングスっぽい音がくることや、そのときの内山さんの指揮者振付からもこの辺だけクラシック感ある気もします。
あとはサビの歌詞、やるじゃん、にも繋がってるのかもしれませんね。
さらにいえば、リズムは全然違いますけど、じゃじゃじゃじゃーん、という歌詞すらもありますね。

ということで私の想像では、
れぼるじゃーん
は、
レボリューション＋結婚行進曲(冒頭)
な感じかな？と思いました。
革命的な結婚？革命との出会い？
いやさすがにそこまで考える必要はないでしょうか。そもそも全然違う気もしますし…
同じ、ジャジャジャジャーン、でも、さすがにベートーベンの運命ではない…と思いますけど、単に「じゃーん！」と何かを見せつけるような効果音、ということもありそうです。
むしろそれが一番ありそう？

5.2 歌詞

歌詞はインタビューでも触れられてるように「無敵感」がとても強いのですが、「自分達がただ最強！」でなく「ネガティブな人をまとめて引っ張っちゃうよ！」という雰囲気を感じます。
また、実は心の底から自分達が無敵だと思ってるわけではなくて、無敵だと自分に言い聞かせることで奮い立たせようとしてるようにも聞こえます。
合わせると、自分にそこまで自信はないけど、周りの人のために自分を強く見せて安心させ、引っ張ろうとする優しさや覚悟、といったものを感じます。

これはもちろんアニメのOPとしてのという側面もあるんでしょうけど、DIALOGUE+メンバーからファンに向けてのメッセージでもあり、田淵PからDIALOGUE+に向けて自覚を促すメッセージでもあるんだと思います。
多少無謀なことでも、言葉にすることで実現に近づくことは多々あると思うので、田淵Pからの素敵なメッセージだなと思います。

個人的には特に、

不可能はなし　絶望もなし
って話でいいんだよな！そうだよな！

が、前半に書いたような苦しい時期、乗り越えようと頑張っていたこととリンクしてるように感じて…明るい曲ですけど、DIALOGUE+の苦しい時の支えにもなった(私の勝手な妄想ですが)のでは、とか考え始めると泣けます…
他の歌詞も含め、ホントその通りだな、と思うところがたくさんありますね。

これまた妄想ですけど、この歌詞の勢い、姿勢みたいなものが、実際にDIALOGUE+メンバーの行動指針にもなってるような気がして、音楽、歌詞の力ってすごいなと思います。
もちろん各メンバーの資質あってこそでしょうけど、何かに迷ったときに、この曲で歌ってるようなことが後押しになってたりするのかな、と感じます。

5.3 リズム

あとこの曲で好きなのは、リズム隊の動きが楽しいとこですね。
私は楽器で音出すのも好き(初心者)で、今は特にドラムが一番好きなので、曲聴くときもドラムがどうしても気になります。
あとはベース含めた、いわゆるリズム隊をメインに聴くことが多くて、ベースとドラムが楽しい曲はテンション上がります笑
ただこの辺は、以降のDIALOGUE+曲の多くに対してもいえるので、この曲だけのことではないかもしれませんけど…

曲全体でいえば、2番から全然違うリズムになると思ったらその後もどんどん変化するからいつまでも飽きないし、しかもそれでいてどこを切り取っても心地よいリズムなのが最高ですね。
演奏以外だと、歌詞のアクセント？が小節の一拍目ではない(調べると、弱起、というのでしょうか)のが多いせいか、フライング気味に歌が入ってくる感じがとても好みです。
でもサビは割と小節の一拍目にアクセントくる部分もあってノリやすくなってる気もします。
素人目線ではありますけど、デビュー曲にしてすごい曲だなぁと改めて感じます。

5.4 ダンス

あとダンス、私は全く踊れなくて、歌以上に素人ですけど…
少なくとも、相当練習しないと踊れなさそうな難易度であろうこと、フォーメーションもあって精密な動きが要求されそうなことは想像できます。

細かい音にもしっかり動きがあるようなフリになってて、曲をよく聴いた上でダンス見ると、
「そこの音も取ってくれてるのか！」
とうれしくなりますね。
あと脚の動きがけっこう面白い振り付けだなと思います。
例えばAメロ各パートの最後にある

あくび、はみがき、君の笑顔作り　OK、決まった！

の「OK、決」のあたりの脚の動きとか、間奏後半の振り子みたいなフリとか、おもしろいなと思います。

ダンスに関しては、こんな動画もありますね。

他の曲も入ってますけど、ダンスしてる方から見ても注目ポイントがこれだけあるというのは何だか嬉しいですね。

曲もダンスも、声優ユニットのデビュー曲として、とても難易度高そうな気がしますね…
でもこの曲ができるようになって自信に繋がった、ということもあるのかもしれませんね。

6.おわりに

最後に…
はじめてのかくめい！
は、明るく楽しい曲ではありますけど、メッセージ性が強く、ユニットのデビュー曲としてこれ以上ない曲だと改めて感じました。
本当に本当に、ライブで歌えるようになってよかった…泣
ツアーの裏で準備してくれた田淵P、厳しいスケジュールにも関わらず編曲してくれたAkkiさんに心から感謝です。(どの立場から言ってるんだ？という感じですけど)

さて、次に書く曲は、
ダイアローグ＋インビテーション！
の予定です。
本当は1つの記事でカップリング曲まで書こうと思ってたんですけど、全然無理でした笑
といっても、この曲が盛りだくさん過ぎなのは間違いないので、次回以降短くまとまるようなら複数曲まとめて書くかもしれません。

ここまで読んでいただいた方、誠にありがとうございました。

それでは。